武雄の旬が、一皿ずつ届く夜。レストラン「SUMIKA」のこと

夜がゆっくり深まるころ、OND HOTELのレストラン「SUMIKA」がオープンします。レストラン「SUMIKA」は、武雄をはじめ、佐賀の旬を使ったコース料理を供する場所です。その日の朝、シェフが生産者から受け取った食材が、夜には一皿になって届く。佐賀牛、武雄の野菜、嬉野の茶葉——土地の恵みを、シンプルに丁寧に。

カウンター越しに届く焼き上がりの香りと音。テーブルに流れる、静かで豊かな時間。ここでの夕食は、OND HOTELでの一夜をもう一段深くしてくれます。

OND HOTELの夜を彩るSUMIKA

SUMIKAのコンセプトは、「武雄を映す、旬のひと皿を。」
毎日の「旬」とまっすぐ向き合い、その日の食材が持つ味・香り・食感を最も美しいかたちで引き出すこと。特別な技法で驚かせるのではなく、素材の声に耳を傾け、シンプルに仕立てる。それがSUMIKAの料理哲学です。

皿の上には、武雄という土地の今があります。季節が変わるたびに表情を変えるコースは、何度訪れても同じ夜にはならない。それ自体が、ここに来る理由になっています。

土地の声が、皿になるまで

SUMIKAの食材は、武雄とその周辺の土地から集まります。

肉質のきめ細やかさと深い旨みで知られる佐賀牛。武雄の農家が手をかけて育てた、季節ごとの野菜たち。唐津や近海で獲れたばかりの鮮魚。そして、嬉野が誇る茶葉——料理のアクセントや香りとして、さりげなく、でも確かな存在感で皿に加わります。

どの食材も、「旬のタイミングで使う」というひとつの基準だけで選ばれています。旬を外れた食材は使わない。だからこそ、コースの内容は季節とともに変わり続ける。今夜の一皿は、今夜だけのものです。

一皿ずつ、夜が深まる

コースは、スープや前菜から始まり、魚料理、そして佐賀牛のメインへと続きます。皿が変わるたびに、産地と食材が変わる。嬉野の野菜、唐津の海の幸、佐賀の大地で育った牛——佐賀という土地の広さが、一夜のうちに届きます。

メインの佐賀牛は、丁寧な調理によって引き出された、きめ細やかな肉質と深い旨み。コース全体を通じて、主役はあくまで食材です。シェフの仕事は、その声を静かに引き立てること。

料理を受け止める器にも、こだわりがあります。盛り付けの美しさが、手元に届く前から目を楽しませてくれる。一皿ごとに丁寧に選ばれた器と、その上の景色が、SUMIKAの食体験をつくっています。締めのデザートまで、食べ終わったあとに「すべておいしかった」と感じられるバランスが、SUMIKAのコースにはあります。

旬と向き合うシェフの仕事

SUMIKAのシェフを務めるのは、宮﨑修士。佐賀・福岡の有名店で経験を積んだのち、この地に根を下ろしました。宮﨑シェフが大切にしているのは、生産者との対話です。食材がどんな環境で育ち、誰の手を経てここに届いたか。その背景を知ることが、料理の深みになると考えています。

市場から届く食材ではなく、顔の見える生産者から届く食材だからこそ、一皿に込められる言葉が変わる。調理場に立つ姿は静かですが、皿からは確かな意志が伝わってきます。

ペアリングのワインとともに

コースには、ワインを合わせるのがおすすめです。赤・白・スパークリングと揃ったワインリストから、料理の流れに合わせてグラスを選ぶ時間も、SUMIKAならではの楽しみのひとつ。食事とお酒の相性が丁寧に考えられており、一皿ごとにグラスを変えながら味わいを重ねていく時間が、コース体験をさらに豊かにしてくれます。

白ワインを皿ごとに変えながら、魚料理から肉料理への移り変わりとともに楽しんでいく。気づけば、料理とワインが互いを引き立て合いながら、夜がゆっくり深まっていきます。

自分だけの特等席を選ぶ

SUMIKAには36席あり、そのうち16席がカウンター席です。

カウンターを選ぶと、シェフの手仕事が目の前に広がります。食材が火に入るときの音、立ち上る香り、丁寧に皿へ盛られていく様子。料理が完成するまでの時間ごと楽しめる、ライブ感のある席です。「食べる」だけでなく、「体験する」ことを求める方に、特におすすめしたい場所です。一人での来店でも自然に馴染める空間で、ひとりの夜を静かに、豊かに過ごせます。

テーブル席は、ゆったりとした時間の流れる空間です。連れと向き合い、料理について話しながら、あるいは静かにグラスを傾けながら。カウンターとはまた異なる、落ち着いた夜の過ごし方ができます。

どちらの席も、武雄の夜を味わうための、それぞれの特等席です。

記念日や特別な夜に

SUMIKAは、誕生日や記念日の夜にも選ばれています。特別な夜の演出に応えてくれる対応が、ゲストの記憶に残っているようです。大切な人とのひとときに、武雄の旬を囲む夜は、その日だけの特別な食卓になります。記念日のご利用は、予約時にご相談ください。

SUMIKAでの記憶は、旅の振り返りに

旅を振り返るとき、どの場面が最初に浮かぶでしょうか。景色かもしれない。部屋の静けさかもしれない。でも多くの場合、食卓での時間が記憶の中心にあります。誰と食べたか、何を食べたか、そのときの香りや音がセットになって、ずっとそこに残り続ける。

SUMIKAはOND HOTELの宿泊と合わせてご予約いただくのが基本のスタイルです。一夜を丸ごと武雄で過ごすなら、夕食の時間もここで完結できます。日帰りでのご利用をご検討の方も、まずはご予約のご連絡をお気軽にどうぞ。